コンバージョンとは

2016年11月30日

コンバージョンとは、「顧客転換」を意味する英単語で、あるウェブサイト上で「顧客に取らせたい行動」のことである。例としては、資料請求、製品購入、会員申し込みなどがある。

解説

コンバージョンの定義はページによって変わるが、ウェブサイトの運営目的はコンバージョンのレート(確率)を高めることに他ならない。
ここではコンバージョンの定義の設定も非常に重要になる。このコンバージョンの設定を間違えるとウェブサイト上での施策の効果を正しく測定できなくなる。
サイトの訪問者の中で、どれぐらいの人数がコンバージョンするかという確率をコンバージョン率、コンバージョンレートという。これはコンバージョン数/訪問者数で算出できる。
コンバージョンには、直接コンバージョンと間接コンバージョンの2つのタイプがある。
直接コンバージョンとは、広告経由でウェブページに来訪したユーザーがページから離脱することなく、コンバージョンすることを指す。間接コンバージョンとは、来訪したユーザーが一度離脱し、再来訪しコンバージョンしたことを指す。
もともと重要視されていた直接コンバージョンに加え、間接コンバージョンが施策の効率性を判断する際に考慮されるようになったのは、ニーズが顕在化していない潜在的なユーザーのニーズを喚起するような施策も必要だと考えられるようになったからだ。
その他にも、クリックスルーコンバージョン、ビュースルーコンバージョンと呼ばれるものが存在する。
クリックスルーコンバージョンとは、コンバージョンを1人につき1回と数えるコンバージョン。同じユーザーが複数回コンバージョンしたとしても、1回のコンバージョンとして数えられる。
ビュースルーコンバージョンとは、表示されたイメージ広告自体をクリックしなかったものの、30日以内に別ルートでコンバージョンがなされた場合カウントが行われる。
バナーなど、イメージ広告の効果を測定する際にこの概念が用いられる。
コンバージョンとして設定できる目標は大きく分けて4つある。
1.目標URL
目標URL特定のウェブページにユーザーが到達するとコンバージョンとみなされる。
2.サイト上での滞在時間
ユーザーがサイト上に一定時間以上滞在しているとコンバージョンとみなされる。
3.ページビュー数、スクリーンビュー数
ユーザーに対して、一定以上のページ数が表示されるとコンバージョンとみなされる。
4.イベント=サイト内での行動
クリック、動画再生など、イベントとして設定された行動をユーザーがとった際にコンバージョンとみなされる。

用語集

コンバージョン