ムゲンプチプチ に学ぶ、新しい アイデア の創り方

2017年8月7日

江良 公宏

どーも、ローカルイノベーション実践会 副主宰の 江良公宏 です。

新しいアイデアを創るとき、みなさんはどのようなことをしていますか?

私は白紙に書き出すことが多いですが、「しりとり」を使うことがしばしばあります。

「しりとり」を使うと、データからは見えてこないアイデアを作ることが可能です。

とはいえ、なぜ、しりとりからアイデアが生まれるのか、と頭の中に「?」が浮かぶ人も多いはず。

今日は、しりとりを使って、データからは絶対に生まれてこないアイデアを創る方法をご紹介します。

新しいアイデアを創る方法の全容

新しいアイデアを創る方法の全容はこちら。TEDで公開されている6分程度の動画なのでさくっと見られます。

※TEDはこちら

https://www.ted.com/talks?language=ja

お話ししてくれているのは、株式会社バンダイでヒット商品を次々に送り出しているアイデアマンである高橋晋平さん。

簡単なプロフィールは以下の通りです。(Youtube概要欄より)

高橋晋平さんの代表作である「∞(むげん)にできるシリーズ」(∞プチプチ、∞エダマメ)は、2008年の第1回日本おもちゃ大賞「トレンディ・トイ」部門大賞に輝き、国内外でシリーズ累計500万個以上を販売する異例の大ヒットとなった。2012年には著書『∞(むげん)アイデアのつくり方』(イースト・プレス)でその独特な発想法を公開し、2013年の新商品「おねだりわんこ」も好評。世界中の人々がアイデアマンになれるよう、誰でも簡単にできる発想法の研究や講演活動をおこなっている。

データのにらめっこでは出てこないアイデアが発見できる

shiritori-idea-img-01

しりとりをすることで得られるコトバは、完全に「ランダム」だというのがポイントです。

それを、無理矢理作りたいモノと組み合わせます。

それで生まれてきたアイデアが”無限プチプチ”だったそうです。

分析に基づいて狙うところが分かってしまうと、狙いすぎて新しいコトが出ません。

狙うところが分かっていても、目をつぶってダーツを投げるようにすると、真ん中に近いところに当たるモノがあります。

イメージの連続性を利用する

shiritori-idea-img-02

作りたいモノと組み合わせる以外には、「イメージの連続性」を利用する方法があります。

たとえば、図のように

「ライブ×ブラシ」

で歯磨きしながら楽器が弾けるおもちゃや、

「ルーレット×帽子」

でロシアンルーレットならぬ帽子アンルーレットといったアイデア。

これらのアイデアは普通に考えているだけではたしかにまず出てきそうにありません(^_^;)

まとめ

この方法のポイントは、『ランダムなコトバ』を集めること。

しりとりはランダムなコトバを集める手段でしかないということですね。

他にもランダムなコトバを集める手段としては、適当に辞書をパラパラするなどさまざまな方法があります。

シンプルですが、思った以上に効果のある方法なので、ぜひ試してみて下さいね!