仮設思考とは

2017年4月2日

仮設思考とは

仮説思考とは、課題解決の際にまずは仮説(解決策)を立てその仮説に基づいたデータ収集をし、検証をしていくことで効率的に、情報収集、分析を行い、課題解決のスピードを上げる思考法。

解説

仮説思考は意思決定、問題解決のスピードを上げるために用いられる。多くの場合、人はミスを減らし確実性を上げるために持っている情報を隅々まで分析してしまうことがある。しかしこれでは、問題解決に必要のない情報の分析に時間をかけてしまうために非常に効率が悪い。

しかし、ビジネスの場において意思決定の早さが仕事のできを左右する。そこで仮説を立て、それに基づく情報収集、分析を行い意思決定のスピードを上げる、仮説思考が求められるようになってきている。

◆仮説思考のプロセス
仮説思考は、
1.問題発見の仮説を立てる
2.仮説を検証する
3.問題解決の仮説を立てる
4.仮説を検証する
この繰り返しで行われる。

まずは何が本質的な問題なのかを見極めるために問題を発見するための仮説を立てる。
「売り上げが上がらないのは、商品の価格が適正価格ではないからだ」というように問題を定義する。
そして次に、仮説を検証する。この仮説を立証する情報、逆に反証する情報を集め、仮説が正しいのか確かめる。

正しければ問題解決の仮説を立てる。問題発見の仮説が間違っていれば別の問題発見の仮説を立て、検証しなおす。

問題解決の仮説を立てる。
「今の価格は適正価格よりも数十円高い。価格を下げれば売り上げが上がる。」というように解決策を提示する。

そして仮説を立証、もしくは反証する情報を集め、仮説を検証する。

これを繰り返すことで、無駄なく情報を集め、分析し、意思決定のスピードを速めることができる。