ニーズとは

2016年12月4日

ニーズとは?

ニーズとは、顧客が特定の問題を抱え、困っている状態、何かを必要としている状態を指す。しばしばウォンツと混同されがちだが、ウォンツは問題の解決策を欲している状態を指す。

解説

ニーズはマーケティングにおいて、セグメンテーションの際に市場を分類する要因として使われたり、新しい商品を開発する際に顧客のニーズから商品を考えるなど、極めて重要な概念である。
顧客の必要性=ニーズをもとに商品を開発する考え方をニーズ志向という。
これに対して、企業側が持つ、資源や、アイディアをもとに商品を開発する考え方をシーズ志向と呼ぶ。
ニーズには大きく分けて二種類ある。
1.顕在的ニーズー顧客がはっきりと、認識している必要性。
2.潜在的ニーズー顧客が明確に認識してない、踏み込んだ必要性。
この潜在的ニーズとはウォンツに該当する。ウォンツはニーズよりも詳細に踏み込んだ欲求である。
顧客のウォンツを正しく刺激することができれば、顧客の購買意欲を高め、商品を多く得ることができる。また、近代社会では、多くのニーズは潜在的なものがほとんどで、競合他社よりも早くそのニーズを把握し、埋めることのできる商品を開発できるかが勝負となる。
潜在的ニーズを特定するには2つの分析が有効である。
1.顧客がそのサービスを享受すること、商品を使うことで、得られる未来像
2.または、それによって解決出来る問題。
以上の二つの視点からニーズを分析することが重要である。

用語集

ニーズ
顕在的ニーズ
潜在的ニーズ