リレーションシップマーケティングとは

2016年12月10日

リレーションシップマーケティングとは?

リレーションシップマーケティングとは関係性マーケティングとも言われ、顧客との長期的な関係性を構築することによって利益を確保するマーケティング方法。1回の販売で大きな利益を求めるのではなく、顧客の満足度を高めることでリピートの可能性をあげ、長期的に利益を最大化することを目的とする。

解説

リレーションシップマーケティングは、近年市場の成熟、縮小によって新規顧客の獲得が難しくなってきていることで注目されるようになった。新規顧客の獲得が困難になるにつて、顧客生涯価値が重視されるようになり、リレーションシップマーケティングを実践する企業が増えた。
リレーションシップマーケティングを実施する上で、有効となる戦略が幾つかある。
1.one to one(ワントゥワン)マーケティング
one to oneマーケティングとは、一対一のマーケティングという意味で、顧客一人一人に対し、カスタマイズされたアプローチをするマーケティングの戦略を指す。
2.データベースマーケティング
購買情報をもとに顧客の情報をデータベース化し、顧客の属性と行動パターンを分析した上で属性に合ったアプローチをするマーケティング戦略。
3.サービス・マーケティング
サービスとは、ディスカウントなどの特典を指す。このマーケティング戦略では、一定期間ディスカウントなどのキャンペーンを行い、その間に獲得した見込み客に対してより深い関係構築のためのアプローチをしていく。
リレーションシップマーケティングは目先の利益を考えずに、顧客を満足させることで長期の利益を最大化するので、顧客を大切にしているイメージがあるが、分野や使い方によっては顧客に害を及ぼすこともある。
医療の分野などでは、本来であれば顧客の満足とは二度と治療を必要としない=健康体であることであるが、リレーションシップマーケティングの観点から見るとこれは利益の損失になる。

用語集

リレーションシップマーケティング