ロイヤルティー(royalty)とは

2016年12月10日

ロイヤルティーとは?

何らかの権利を所有し、使用を許可している企業や人に対し、権利利用者が支払う対価のことを指す。特許権、商標権、著作権などの利用に対して支払われる。

解説

本来は王位を意味するroyaltyからきている。ロイヤリティー(Loyalty)と混同されやすいがこちらは忠誠、という意味を持ちブランドに対する顧客の信頼度をあらわす。
ロイヤルティーが発生するパターンをいくつか紹介する。
特許権
特許の利用を許された専用実施者もしくは、通常実施者が、利用する技術などに対して特許取得者に利用料を払う。企業の従業員が開発、発明した技術だと、企業が特許権を持っている場合もある。
商標権
ブランドを所有する企業から商標利用の許可を得た企業、人が利用に対して利用料を支払う。例としてはフランチャイザーとフランチャイジーの関係が挙げられる。
著作権
音楽、出版物に関して、著作物の販売や利用を許可された業者が著作権所有者に対して利用料や、売り上げの一部を支払う。
ロイヤルティーを徴収する際の方式は主に3つある。
・粗利分配方式
これは権利利用者が粗利益の何割かを権利所有者に支払う方式。コンビニエンスストアなどで主流になっている。
・売上歩合方式
これは権利利用者が売上の何割かを権利所有者に支払う方式。この方式であれば、権利利用者の儲けている金額とは関係なく、ロイヤルティを徴収できる。
・定額方式
毎月固定の金額を権利利用者が権利所有者に支払う方式。権利所有者にとっては支払額に変動がなく、権利利用者の粗利、売上に関係なくロイヤルティが徴収できるので、リスクが少ない。また、権利利用者の売上が高ければ高いほどロイヤルティは定額なので、利益が増える。このため権利利用者のモチベーションも上げやすい。

用語集

ロイヤルティー
ライセンスフィー