スケールメリットとは

2017年3月30日

スケールメリットとは

スケールメリットとは規模の経済とも言われる。ビジネスにおいて、規模を拡大することによって効率性、生産性が上がる状況を指す。

解説

スケールリットはどのような場合にも当てはまるわけではない。同質のものを大量に生産、流通、販売する際に規模の拡大が生産性を高めることにつながる。

 

仕組み
スケールメリットの仕組みは、生産に必要になる工場の土地代、設備費、人件費など、固定費が存在する場合、同じ固定費で、多くの量を生産した方が経費が安くなることからくる。

固定費は生産量に左右されないものなので、おなじ固定費で生産できる最大の量を生産することが生産費の削減につながる。ただ、生産した商品に見合う需要がない場合は、在庫を置く倉庫の費用などがプラスでかかるのであくまで需要に見合ったスケールをすることが重要となる。

 

前提
スケールメリットはすべての商品に共通する法則ではない。同質ものを大量生産してもそれを消費する需要があることが前提となる。例としては消しゴムなどの文房具が挙げられる。

 

優位性
スケールメリットは、フランチャイズビジネスにおいて最大の効果を発揮する。
フランチャイズビジネスは規格化されたビジネスをオーナーが買い、運営するので、スケールメリットの恩恵を受けやすい。

 

これに対してスケールメリットが効果を発揮しにくいのは、手作りの商品、希少性を売りにした商品などである。