トレーサビリティとは、追跡可能性とも言われ、物品の生産元から廃棄まで、物品の生産、加工、流通の過程を追跡することが可能である状態を指す。
トレーサビリティは近年、特に食品業界での必要性が高まっている。遺伝子組換え作物や、偽装表示、産地偽装、放射線物質など食に関する問題が増えてから、消費者が食の安全を確保を求めるようになってきているからだ。
トレーサビリティにはトレースバックと、トレースフォワードの2種類がある。
トレースバックは主に消費者が商品の生産履歴を確認することを言う。
トレースフォワードは生産者や仲介販売者が、商品に問題があった際に販売された店舗や、購入した顧客を特定することを指す。
トレーサビリティにより、確認できる情報は多岐にわたる。
商品の生産された場所、電化製品であれば生産ロットから、加工された工場、販売された店舗、流通経路などである。
トレーサビリティは宅配便などのサービスにおいて非常に役に立っている。最近ではリアルタイムで貨物のある場所を特定することが可能であったり、ピザなどの配達もいつ商品が発送されたか、今どのあたりにいるのかといったことまでわかる。
トレーサビリティ
トレースバック
トレースフォワード
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