シェアードサービスとは

2016年12月4日

シェアードサービスとは?

シェアードサービスとは、事業部や、グループ企業など、複数の縦割り組織を所有する大きな組織の中で、人事、総務、会計など、横串の間接業務を集約し、共有するサービス。

解説

シェアードサービスはグループ企業なとで、業務効率化や人的コスト削減のために盛んに行われるようになった。シェアードサービスの概念は、ただ横串の間接業務を一箇所に集約するだけでなく、縦割りの事業部を顧客と位置づけ、質の高いサービス提供を心がけることによって、間接業務部門にも企業の収益向上の役割を担っているという意識付けをしている。

またここから派生して、間接業務を専門的に様々な企業に提供するサービスも現れた。会計ソフトを提供する会社、ITインフラを構築するSI企業などがこれに含まれる。

シェアードサービスを導入することによって、3つのメリットが得られる。

クオリティ:まず、シェアードサービス導入により、業務の質向上がもたらされる。間接業務を受託する組織、会社は、集中してをの業務に取り組む機会が増えるため、その業務のプロとして熟達していく。このため、業務の質が向上する。

コスト:各グループ企業や、組織に属していた間接業務担当を1つの組織に集約し、すべての組織、企業を全員で担当するため人的コスト、設備コストをカットできる。

デリバリー:デリバリーとは遂行を指す。ここでは納期内に、求める業務が遂行される精度の向上を表している。自社社員を使っていると、どうしても遅れがちであったり、納期に対する意識が低くなってしまう傾向があるが、それを他の組織、会社にアウトソースすることで、納期を厳守する意識付けが高まる。

用語集

シェアードサービス