マネタイズとは

2017年4月5日

マネタイズとは

マネタイズとは、無料、無収益のサービスを収益化するための仕組み作りすることを指す。もともとはIT業界発祥の言葉。似たような言葉に、「マネタイゼーション」という言葉があるが、これは経済用語で資源や、資金の現金化を表すのでマネタイズとは区別される。

解説

主にインターネット上の無料サービスの認知度が上がり、アクセス数などが増えたタイミングで課金システムや、有料化を図り、収益を上げる仕組みを作ることを指す。

ソーシャルネットワークワービス、ホームページ、ブログ等の開設サービスなど、インターネット上には様々な無料サービスが存在する。このように、無料で提供されるウェブサービスも、基本的には運用費、サーバー費用、バグの修繕など様々なコストが発生する。そのため、何らかの形でマネタイズする方法を確立しなくてはならない。

ウェブサービスのマネタイズの方法には大きく分けて4つある。「広告、アフィリエイトモデル」、「課金型モデル」、「仲介型モデル」、「ECモデル」だ。

・広告、アフィリエイトモデル
このモデルでは、マネタイズできる前提として多くのユーザーが存在する必要がある。広告、アフィリエイトモデルでは、サービスに対して広告主が広告を出稿し、広告枠、もしくは広告からの商品の購入に対して対価が払われるモデル。

ユーザーが多ければ多いだけ、高額の広告費を受け取ることができるようになる。
Facebook, Twitterなど大多数のユーザーを抱えるSNSが広告モデルを活用している。
また、Googleなどの検索エンジンでも、検索に対して検索結果の上位にサイトを表示する「検索連動型広告」があり、これも広告モデルとして当てはまる。

・課金モデル
課金モデルとは、会員制度や有料プランなどを設け、無料のサービスよりもハイレベル、ハイクオリティなサービスを提供することで、ユーザーの課金を促すモデル。

EvernoteやDropboxなどがよい成功例。また最近では、漫画の無料購読アプリなど、携帯アプリでは多くのサービスが課金モデルを採用している。

・仲介モデル
仲介モデルでは、買い手と売り手、求職者と採用担当者、など利害の一致する両者を仲介するプラットフォームを提供し、その手数料、仲介料を受け取るモデル。

多くの転職サービスや、不動産、飲食店紹介サイトなどで活用されている。

・ECモデル
ECとは電子商取引のこと。インターネット上で商品を売買する仕組みを指す。