ランチェスター戦略とは
2016年12月4日
ランチェスター戦略とは?
ランチェスター戦略とは、企業が競争に勝つために、経営資源の活用方法を選択する戦略立案のための理論。主に成熟した市場において戦う際に活用する。
解説
ランチェスター戦略は田岡信夫によって考えられた経営戦略。それまでの経営規模、資源の物量に任せた体力勝負の戦略を脱するために考案された。
これは戦闘力を図る、ランチェスターの法則という戦闘についての理論が元となっている。
ランチェスターの法則には二つの法則がある。
第一法則では、戦闘力=武器力x兵力数 の式で計算される。
第二法則では、集団戦を想定し、 戦闘力=武器力x兵力の2乗 と計算される。
この法則から導き出される、兵力で劣る弱者が取るべき戦略は3つである。
・武器力の強化
・兵力の一点集中
・局地戦、ゲリラ戦、奇襲など、相手の兵力数が活かせない場面での戦い。
企業間の競争に置き換えられた場合、戦闘力=販売力、武器力=経営資源の質、兵力=資源の規模となる。
ランチェスター戦略において、企業の強弱の立場は市場のシェアによって判断される。これは、商品、地域、ロジスティクス、顧客など各分野において、分析されるべきである。
弱者として位置付けられる企業は、1.経営資源の差別化、専門化、2.経営資源の一点集中、3.他社の弱みをつく戦略のいずれかを取る必要がある。
用語集
ランチェスター戦略
ランチェスターの法則
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